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子育てパパランキング

2023年06月01日

妻がいないと、何かが起きる・・・。

みなさん、こんばんは。

塾長パパです。


2週間も空いてしまいましたが、前回の父子生活の続きを書きたいと思います。

前回、妻がセブンティーンの推し活に行っている間の父子生活初日で、最近だらけすぎなむ娘と話をしたことを書きました。

遊びに夢中な娘は、学校から帰ると30秒で家を飛び出し、門限の17時ギリギリまで遊んできます。

宿題はいやいやながらも何とかやっていますが、それ以外の勉強はまったくせず、日常生活でも自分の好きなことを優先し、後片づけや整理整頓などには気が回らない状態が続いていました。

そこで、父子生活初日、テーブルの上が娘の物で散らかっている時に、娘を呼んで話をしました。

娘には、

「最近さ、○○は遊びに夢中になって、他のことがおろそかになっているよね。お父さんは、「遊び」は友達との関わり方を学ぶ大切なものだと思っているから、遊ぶなとは言わない。でも、遊びだけになってしまって、その他の大切なことができなくなっているなら、遊びを減らすことも考えなければいけないよね。お父さんはいつも言っているでしょ、勉強も運動も遊びも、自分を高めるためには全部大切だから、全力で頑張ろうって。毎日いっぱい遊んでいるし、土日は一日中野球を頑張っているからすごいと思うんだけど、嫌いな勉強からは逃げてしまっているよね。嫌いなこととか、面倒くさいこと、苦手なこと、それを頑張ることが人としては一番成長するんだよ。○○なら頑張れるはずだから、そこを意識して生活してごらん。」

という話をしました。

娘は、

「うん、分かった。毎日、宿題の他にワークを1ページ頑張ってみる。」

と言いました。

そして、その日は宿題を終えた後、塾で使っているワークを国語と算数合わせて3ページやっていました。

私は、

「ずいぶん頑張ったね。少しずつでもいいから、毎日続けられるように頑張って!」

と伝えました。


前回のブログを書いた、父子生活2日目。

ブログを書き終えた私は、娘が帰ってきたらどのような行動をするか、黙って見守ろうと思い待ち構えていました。

その時、自宅の電話が鳴りました。

小学校の娘の担任の先生からで、

「○○さんが、朝にブランコで指をケガしてしまいました。保健室で手当てはしたのですが、本人もけっこう気にしているようでしたので、お家でも様子を見てみてください。」

とのことでした。

私は、ご迷惑をおかけしたことを先生にあやまり、突き指でもしたかなと思いながら娘の帰りを待ちました。

それから数分後に娘が帰宅。

話を聞いたところ、ブランコから落ちてしまい、へんな手のつき方をしてしまって左手の中指を痛めてしまったとのこと。

指を見ると、内出血と腫れがけっこうありました。

私は娘に、

「うーん、これは、念のため病院に行ってレントゲンとってもらった方が良いかも。最悪、骨やっちゃってるかもよ。よくこんな状態で朝から放課後まで我慢してたね。」

と伝えました。

「えぇーっ!運動会と野球の試合あるのにどうしよう!」

と娘は焦っていました。

そう、9日後には運動会、17日後には野球の大会がひかえていたのです。

とにもかくにも病院へ行くことにしました。

病院でレントゲンを撮ってもらったところ・・・、


はい、骨折でした。


正確にはヒビが入っていたのですが、ほぼ折れている状態でした。

先生からは、

「骨の形はきれいなままだから、全治3週間かなぁ。」

と言われました。

IMG_2102.JPG
やっちゃった・・・。


家族で夕ご飯を食べている時、息子が、

「お母さんがいない時って、何か起きるよね・・・。もし、次お母さんがいない時あったら俺の番だな。」

と言いました。

そう、昨年、妻が娘とディズニーに行った時は、私がスピード違反で捕まるということがあり、今回は娘の骨折。

妻がいない時に普段起こらないことが起こっているのです・・・。

次は息子だと・・・(笑)

とりあえず、推し活を楽しんでいるお母さんには、水を差さないように明日報告しよういうことになったのですが、夜、私のLINEでお母さんとやりとりをしていた娘がうっかり口を滑らせ、結局しっかり報告することになってしまいました。

妻も、

「私がいないと何かが起きるのか・・・。」

と言っていました。

その後、9日後に迫っている運動会はどうするのか、娘と緊急会議。

タイミングの悪いことに、ケガをしたその日に全員リレーの練習があり、娘がみんなからチームのアンカーに選ばれたとのこと。

だから、リレーはどうしても走りたいと・・・。

ということで、徒競走はスタート直後の団子状態での転倒のリスクが高いので参加せず、リレーのみ参加することにしました。

とにかく、指を悪化させないように、細心の注意を払って生活するようにと娘に伝えました。


次の日には、妻が無事に推し活遠征から帰ってきました。

とっても楽しめたようで何よりでした。


その週の日曜日には野球チームのバーベキュー、そして先週の土曜日には小学校の運動会と、娘の骨折から今日までの2週間は、アクシデントやらイベントやらでバタバタでした。

運動会では、娘のチームでお休みが出たため、急遽、娘が2回走ることになりました。

7走目と13走目のアンカーだったのですが、2回とも無事に走り切り、アンカーでは6チーム中1位でゴールすることができました。

2回とも良い走りをして1位でゴールできたので、娘もとても満足気でした。

最後の全校ソーランも元気に踊りきり、ケガを悪化させることなく運動会を終えることができました。

アンカーは、娘以外みんな男子。にげろー!

IMG_2159.JPG
なんとか1位でゴールできました。


指の方は痛みもほとんどなくなり、野球の方にも何とか出場できそうです。


で、話を最初に戻して娘の勉強への取り組みの方ですが・・・、

ぜんっぜん続きません(笑)

指を痛めてバタバタしていたのもありますが、外へ遊びに行けなくなったことでむしろ時間が増えたはずなのに、宿題以外の勉強はほとんど無し・・・。

最近は、指が治ってきたからと、再び遊びにふっとんで歩いております。

「勉強しなさい」とは決して言わない私が、何度危うく言いそうになったことか。

もう、今は思いっきり遊び、そこから学ぶ時期なのだと無理やり思い込むことにしました。


そんな娘も、一昨日の5月30日で10歳になりました。

あれこれ言っておりますが、大きな病気やケガもなく(10歳直前で骨折しましたが・・・)娘が健康に成長してくれたことに本当に感謝しなければいけませんね。

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IMG_2145.JPG
あと何年、こうやってお父さんと触れ合ってくれるか・・・


さて、長々と娘のことばかり書いてしまいましたが、明後日の土曜日は、中2の息子の中総体があります。

3年生の先輩にとっては、部活動の集大成であり最後の大会となります。

息子も出場できるようですし、3年生のメンバーのほとんども小学校から一緒に野球をやってきた子たちなので、私も応援に行ってきます。


では、今日はこのへんで。


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posted by 塾長パパ at 18:51| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 子育て日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月18日

妻が強運すぎて、再び父子生活・・・。

みなさん、大変ご無沙汰しております。

3月下旬からパニック的な忙しさで、心にも体にも時間にも余裕がなく、2ヶ月以上ブログを放置してしまいました・・・。

そして、その疲労からか先週久しぶりにギックリ腰をやってしまいました。

もはやポンコツすぎる塾長パパです。


それにしても、昨日、今日と暑かったですね!

夏なら体も慣れているから大したことない暑さなのでしょうが、この時期にこの暑さはさすがに応えますね。


さて、我が家は昨日から、私、息子、娘の父子生活を送っております。

というのも、妻が推し活で2泊3日の大阪遠征に行っているのです(笑)

妻は推し活、俺は父子生活♬(ラップ風)

今や世界的に大人気のK-POP グループ「SEVENTEEN」のファンミーティングです。

チケットはもちろん抽選で、取れたら奇跡というほど倍率が高いのですが、今回、妻はなんと一番いいプレミアムシートを当ててしまったのです。

もちろんお値段もかな〜りお高いのですが・・・。

2023.5.18SEVENTEEN.jpg


それにしても、妻の抽選に対する引きの強さは、もう神レベル。

ドン引きするほど当たります。

このブログで昨年の11月下旬にも父子生活について書いたのですが、実はその時も、妻がSEVENTEENのライブで東京ドームに行っていました。

しかも、その時も一番いいVIP席を当ててしまっていたのです。

さらにさらに、今回、チケットシェアリングというキャンセルになったチケットを公式が定価で再販売するありがたいシステムがあるのですが、奇跡的にタイミングよくキャンセルが出たようで、昨日のファンミーティングの一般席チケットまでGETしてしまいました。

数千人が常時スマホでチェックしているので、通常はキャンセルチケットが出た瞬間に売れてしまうのですが、たまたま朝5時前くらいに妻が目を覚ました時にタイミングよく出たようで、ダメもとでクリックしたら取れてしまったとのこと。

もはや霊的な力か特殊能力を持っているとしか思えません。


ということで、昨日は一般席でファンミーティングを楽しみ、今日はプレミアムシートで楽しんでくるようです。

何はともあれ、いつも母として、そして妻として頑張ってくれているので、ストレスや疲れを発散して思いっきり楽しんできてくれればと思います。


ただ、娘が同じくSEVENTEEN推しなので、めちゃくちゃキレていてなだめるの大変なんですけどね(笑)

でも、妻の引きの強さは間違いなく娘に遺伝していると思います。

娘も、あらゆる場面でものすごい運の強さを発揮します。

しかも、娘の手相は、両手とも「ますかけ線」・・・。

とは言え、運だけで人生うまくいくはずもないので、しっかり自分を高める努力をしてほしいのですが、最近の娘はかなりだらけております。

極力何も言わない私なのですが、さすがにこのままではまずいということで、父子生活初日の昨日、娘と少し話をしました。

長くなってしまったので、その内容については次回書きたいと思います。


今回は、妻の運の良さにひいているという、どうでもいい内容のブログになってしまいましたが、忙しさも落ち着いてきたので、またブログを頑張って更新していきたいと思います。


では、今日はこのへんで。



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posted by 塾長パパ at 18:52| 宮城 | Comment(0) | TrackBack(0) | 子育て日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月13日

頭のよい子に育てない子育て #13                   実は間違いだらけな子育ての常識F

みなさん、こんにちは。

今日は午後から久しぶりの雨。

風も強くあれた天気になっています。

花粉症の方にとっては、ここ3日間は地獄のような日々だったようなので、恵みの雨かもしれませんね。


さて、今回は、これまた久しぶりの「頭の良い子に育てない子育て」シリーズです。

このシリーズでは、私が我が子の子育てで13年間実践し続けている子育てメソッドや子育ての考え方を紹介しています。

ここ数回は、みんながやってしまいがちな「実は間違っている子育ての常識」について書かいています。

あくまで私の考えですが、何か参考になるものがあれば幸いです。

以前の記事で私が挙げた「実は間違っている子育ての常識」は以下の10個。
(実際には、もっとたくさんあるのですが・・・。)


@子どもが親の言うことを聞くのは当たり前?

A子どもは親を信頼している?

Bしつけは厳しくするべき?

C子どもが失敗しないようにサポート?

Dゲームやスマホを持っていないと仲間外れになる?

E良い中学、良い高校、良い大学、有名企業?

Fテストの点数が良ければ褒める?悪ければしかる?

G先生の教え方が悪い?学校の対応が悪い?

H英語、音楽、スポーツ・・・、早期教育は大事?

I子育てに正解はない?


今回は、Fについて書きたいと思います。

これは、結果や数字だけで良し悪しを判断してはいけないということです。

何となく分かってはいるんだけど、我が子の子育てとなると、どうしても結果だけで判断してしまうという方が多いのではないでしょうか。


2023.2.27テスト結果で怒る親.jpg
テストの結果だけで、子どもを褒めたり叱ったりしていませんか?


私は、このブログの中で、何度もこのことについて書いてきましたので、まずは過去の記事からの引用をご紹介します。



以下、2022年9月19日の記事、



今回は、息子と娘のエピソードから考える「頭の良い子に育てない子育て」の話。

先週の金曜日、娘は、帰宅するとすぐに息を弾ませながら、

「今日スポーツテストの結果返された。何だったと思う?」

と、私と妻に判定の予想を聞いてきました。妻が、

「そうなんだ。うーん、もしかしてA?」

と言うと、娘は、

「そう!Aだった!クラスで1人だけだって!」

と嬉しそうに話しました。

私は、

「おぉ、すごいね!おめでとう!いつも外で元気に遊んで、体育の運動とかも頑張っているからだね!」

と伝えました。

その後、私は塾の授業に入ったのですが、休憩でリビングに戻った時、今度は帰宅したばかりの息子から報告がありました。

「お父さん、今日、実力テスト返されたんだけどさぁ、学年1位だった。やばくね?」

だって(笑)

夏休み明けに実施された実力テストの結果が出たとのこと。

初の1位でした。

私は、

「マジか、すごいじゃん。夏休みけっこう頑張ってたから、その成果だな。」

と伝えました。

私は、運動にしてもテストにしても、子どもたちに良い結果を出すように伝えたことは一度もありません。

私が実践してきた「頭の良い子に育てない子育て」は、結果や数字よりもその前の過程を重要視しているからです。

どれだけ自分を高めようと努力したのか、それが全てです。

たとえ結果が出なくても、自分を高めようと頑張っていたのであれば全然オッケー。

逆に、結果が良かったとしても、それほど頑張っていなかったのなら、結果だけで褒めるということはありません。

まあ、実際は、頑張らずに結果が出るということはほとんどありませんが・・・。

子どもたちには、

「結果には必ず原因があり、結果を求めるならその原因を作らなければならない」

という「原因と結果の法則」を身につけてほしいと思っています。

だから私は、結果が良かった時も、その結果の原因となった行動をより強く褒めるようにしています。

子育てでは、どうしてもテストの点数やスポーツの成績など、数字や結果を子どもに求めてしまったり、その結果で評価してしまったりしがちです。

しかし、そのような子育てをしていると、子どもたちは「結果がすべて」という考え方を身につけてしまう恐れがあります。

実社会に出れば結果で判断されるのだし、それの何が悪いのか、と思う方もいるかもしれませんが、そういう考え方は、以下のような思わぬ副作用を招くことがあります。

@頑張らなくなる
頑張ったのに結果が出なかった、そして怒られた、という経験をすると、頑張っても怒られるなら頑張らない方がマシという考え方になりがちです。

Aチャレンジしなくなる
もし頑張って結果が出なかったらどうしよう、頑張っても結果が出なかったら意味がないし、という不安や恐怖を感じてしまい、難しいことにチャレンジしようとしなくなります。

B楽をして結果を出そうとする
結果を出せばよいという短絡的な考えから、楽な方法をさがしたり、最悪不正をはたらいたりしてしまいます。


当たり前ですが、これらは人生をダメにしてしまう習慣です。

では、そうならないようにするにはどうすればよいのか。

それは、子どもたちに、

「結果なんて気にしなくていい。失敗なんて何回してもいい。大切なことは、難しいことや面倒なことにも全力でチャレンジし、失敗から学び、自分を高め続けていくことなんだよ。そうすれば、結果を出そうとしなくても勝手に求める結果はついてくるんだから。」

と伝えてあげれば良いのです。

親はできるだけ口を出さないようにし、子どもが何かにチャレンジしている時は、全力でサポートと応援をしてあげれば良いのです。

親に見守られているという絶対的な安心感が、子どものチャレンジ精神を生むのです。

親に見守られていることを実感している子どもは、

どんなことにも臆することなくチャレンジできます。

そして、子どもが何かにチャレンジしたのなら、結果はどうであれ、そのチャレンジしたことを称賛しましょう。


以上



この数字や結果だけで判断してはいけないということは、子育てのみならず全てのことにあてはまると私は考えています。

私のもうひとつのブログ『夢追う塾長の独り言』から、もうひとつだけ記事を紹介させていただきます。


以下、2023年2月27日の記事、



私は、日々の生活の中で心に浮かんだ言葉を書きとめるようにしています。

それは、自分への戒めだったり、自分への励ましだったり、世の中に対する憤りだったりもします。

そんな私のとりとめのない独り言を、ブログでつぶやいています。

私の独り言が誰かの目にとまり、誰かの心に何かを届けられたらうれしいです。

今回は、私がすべての物事に通じると思っており、私自身も自分への戒めとして常に心に留めている独り言です。

『大切なことは、たいてい数字では表せない』

あらゆる物事を数字で考えることは、とても大切だと思います。

でも、それはあくまでも、その先にある目的を達成するための手段としてです。

数字の先にある大切なことを見失ってはいけません。

数字を追うことが目的になった時、人は判断を誤ってしまいます。

本来、数字とは、大切なことを見失わずに歩いて行った時に、その足跡としてついてくるものだと私は考えています。

数字とは結果であり、追うものではないのです。


例えば、飲食店で利益ばかりを追いかけていたらどうでしょう。

人件費や材料費をギリギリまで削り、そのせいでサービスや料理の質は落ち、結果的にお客さんは離れてしまいます。

従業員だって、低い時給と少ない人数できつい労働を強いられていたら、働きたくなくなります。

おそらくそんなお店は長く持たないでしょう。

利益追求主義は破滅を招く

逆に、お客さんや従業員を大切にし、必要な経費は可能な限り削らない、そんなお店ならどうでしょう。

従業員のモチベーションも常に高く、最高のサービスをしようとするでしょうし、お客さんも美味しい料理と質の高いサービスを気に入り、リピーターがどんどん増えることでしょう。

そうすれば、結果的に売り上げはどんどん伸び、利益も上がります。

そして、それをまたお客さんや従業員に還元することができます。

そこには、全員が幸せになれるサイクルが生まれるのです。


子育てでもそうです。

数字ばかりを追ってしまい、テストの点数や通信表で良し悪しを判断する親がいますが、それは大きな間違いです。

大切なのは、自分を高めようと努力しているかどうかです。

努力してもそれがすぐに結果として表れるとは限りません。

前回のテストより努力したのに、結果が出なかったからと親に怒られたらどうでしょう。

努力することが嫌になってしまいますよね。

テスト結果だけを見て、褒めたり怒ったりしてはいけません

逆に、前回より大して頑張っていないのに、たまたま点数が良くて親に褒められたらどうでしょう。

子どもは、結果が良ければ努力しなくてもいいんだと勘違いしてしまうかもしれません。

そうなると、子どもも結果だけを追うようになり、最悪、カンニングなどの不正を働いたり、親にウソをついたりするようになります。

それは、その先の人生に大きな負の影響を与えてしまいます。

結果ではなく、努力しているかどうかを見ている親はそうなりません。

結果がどうであれ、前回より頑張っているようであれば、

「結果はでなかったかもしれないけどよく頑張ったね。次は必ず結果に表れると思うよ。」

と声をかけてあげられるのです。

そうすると、子どもも努力していることを見ていてくれたとうれしくなり、モチベーションを高く保つことができます。

努力を継続することができるので、結果的にテストの点数はどんどん上がっていくでしょう。


また、友達に対する思いやりや礼儀、ルールを守る態度、そういったものも数字で表すことはできませんが、幸せな人生を送るうえでものすごく大切なことです。

努力や思いやり、数字で表せないことほど大切なのです。


ここ数年問題になっているYouTubeやSNSの投稿の問題にしても同じですよね。

お金を稼ぐこと、「いいね!」やフォロワーを増やすこと、そんな数字ばかりを追うから、信じられないような迷惑動画を投稿してしまい、人生を台無しにしてしまうのです。

数字に支配された人たちは必ず破滅へ向かいます


あくまで私の考えですが、幸せな人生を送るうえで本当に大切なことは、たいてい数字では表せないものばかりです。

また、数字とはあくまで結果としてついてくるものであり、追うべきものではありません。

本当に大切なことを見失わずに生きていきたいものですね。


以上



このように、子育てはもちろん、子育て以外のすべてのことにおいても、数字や結果だけで物事を判断したり、それだけを追い求めたりすることは、大変危険だと私は考えています。

結果には必ず原因があり、その原因の部分がどうなのかということを見極めなければなりません。

また、子育て中の方にもうひとつ知ってほしいのは、努力したことがすぐに結果として表れるわけではないということです。

「努力直線と成長曲線」などと言ったりしますが、簡単に言うと、成長は努力の量に比例して現れるのではなく、遅れて曲線的に現れるということです。

そして、そこから一気に努力直線を追い越し、俗に言う「ブレイクスルー」(限界突破)が訪れるのです。

これについては、だいぶ長くなってしまったので追い追い書きたいと思います。


まずは、お子さんが何かを頑張っている時は、結果を求めず、その頑張っていること自体を褒め、励まし続けてください。

そして、もし良い結果が出たなら、その原因となった努力の部分を讃えてあげてください。

それが、子どもたちが自分で自分の成長を促す大きな原動力となるはずです。


それでは、今日はこの辺で。



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posted by 塾長パパ at 15:25| 宮城 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 頭のよい子に育てない子育て | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月23日

息子よ、よくわかるぞ、その気持ち

みなさん、こんにちは。

今日は祝日ですが、いかがお過ごしでしょうか。

私はいつも通り夕方から授業です。

息子は、午前中が部活。

午後は音楽を聞いたり、漫画を読んだり、気が向いたら勉強してみたりと、ゆっくり過ごしているようです。

娘は、朝からおばあちゃんと日帰り温泉ツアー(笑)

野球の練習が無い休日はめったにないので、数日前からとても楽しみにしていました。

今ごろ、何度もお風呂に入って、美味しいものを食べまくっていることでしょう。

私と妻はというと、車で30分ほどのところにある前から気になっていた韓国料理のお店に行き、早めのお昼ご飯を食べてきました。

韓国人の女性の方が個人で営んでいるお店なのですが、とても美味しく頂きました。

妻は「豚キムチ石焼」、私は「プルコギ丼」を頂きました。

私たちが食べ終わるころには次々にお客さんが入ってきていたので、かなりの人気店なのでしょう。

フライドチキンとヤンニョムチキンをお土産に買ってきたので、仕事終わりの晩酌が楽しみです(笑)

妻は、20年前、いわゆる第1次韓流ブームからの韓国フリーク。

その影響で私も、韓国料理はもちろん、韓国ドラマ、K-POPが大好きになりました。

今日の夜は、チキンとビールを楽しみながら、妻に勧められて今ハマっている韓国ドラマを見たいと思います(笑)


さて、今回は前回の続きの子育て日記。

息子の期末テストについてです。

テストの翌週、主要5教科のうち、国語、英語、理科、社会が先に返され、そこまでの4教科の合計はこれまでで一番良い結果となっていました。

数学さえいつも通りにとれていればかなりの高得点ということで息子も期待していました。

そして、数学が返された日、息子はガッツリ落ち込んで帰ってきました(笑)

詰めの甘さは毎度のことなので、私と妻は「やっぱりね」といった感じでしたが。

数学も悪い点数ではなかったのですが、息子にとってはショックな点数だったようです。

分からない問題があったわけではなく、表現のミスで減点されまくっていました。

他の4教科が良かっただけに、なおさらショックが大きかったのでしょう。

私は、

「まあ、結果はショックかもしれないけど、今回、自分なりに前回より頑張ったならそれでいいんだと思うよ。あとは、今回の結果で分かった課題を改善して、それを次に活かすってことがすべてだしね。」

とだけ伝えました。


実は、私には息子の気持ちがよく分かっていました。

中学2年生の時に、私もまったく同じようなことをやらかしたんです(笑)

私の同級生には、県内で5位になったことがあるほど優秀な子が一人いて、私の学年では、その子がほとんど1位を独占していました。

もちろん私も勝ったことは一度もありませんでした。

しかし、ある定期テストで、国語と数学が100点、社会と英語が97点、理科さえよければもしかしたら・・・、という状態になったことがありました。

そして最後に返された理科の点数は・・・、



66点!(ガーン!!)


2023.2.23エネルショック顔.jpg

だったのです(笑)

理科のテストで手応えがあったのかなかったのかは覚えていませんが、結果を見てショックだったことはハッキリと覚えています。

数年前に、実家で当時の成績表を発見し、その記憶がよみがえってきたのです。


息子の学年は、優秀な子がとても多いのですが、その中でもほとんどのテストで1位をとっているすごい女の子がいます。

一度だけ息子が勝って1位をとれたことがあるのですが、それもたったの2点差でした(笑)

息子は、もしかしたら今回は・・・、

と期待していたのだと思います。

息子の数学の結果を聞いた時、私は、

「息子よ、その詰めの甘さはお父さんからの遺伝かもしれん。マジですまん!」

と、心の中であやまりました(笑)

あ、一応息子の名誉のために言いますが、息子の数学は、80点は超えていました(笑)

何はともあれ、今回分かった課題を次に向けて改善できるよう、自分で考えて行動してくれればいいなぁと思っています。


さて、そろそろ娘も帰ってくるかな。

妻は韓国ドラマ、息子は勉強しているようです。

私もぼちぼち授業の準備をしようと思います。


それでは、今日はこのへんで。



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posted by 塾長パパ at 16:13| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 子育て日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月10日

成長無き350点より、努力あっての200点!

みなさん、こんにちは。
今日はずいぶん冷え込んでいますね。
私の地元は夕方から夜にかけて雪で、20〜40cmの積雪の予報となっています。
明日の朝は雪かきからスタートとなりそうです。
と言っている先から、がっつり雪が降ってきました〜。
みなさんも、圧雪での転倒や交通障害にお気をつけください。


さて、今回は子育て日記。


昨日と今日、息子が期末テストに臨んでいます。

昨日の塾の授業は息子の学年でした。

各自で今日のテスト対策を進めさせ、分からないところを個別に指導しました。

息子は塾の授業後も、いったん夕食を食べてから、再度最終チェックに励んでいました。

おかげで私も、夜中の12時まで息子の家庭教師をする羽目に・・・(笑)

昨日の1日目は、国語、理科、保体、技家の4教科だったようです。

国語と理科はまずまずだったようですが、実技教科は手応え無しとのこと。

今日は、英語、数学、社会と、なかなかハードな教科。

いろいろと不安はあるようでしたが、今朝もギリギリまで最終チェックをして出ていきました。


いつも言っていますが、今回も勉強には口を出さず、協力を頼まれた時のみサポートするようにしました。

テストというのは、良い点数を取ったという結果が重要なのではありません。

自分が望む結果を出すために、何をすべきかを自分で考えそれを実行する、という「主体性」を養うことが重要なのです。

結果ではなく過程なのです。

5教科でいつも400点ぐらいの子があまり勉強せずにとった350点よりも、

5教科でいつも120点くらいの子がたくさん努力してとった200点の方が、

はるかに価値があるのです。

そこには、大きな「成長」があるからです。


昨日、息子から少し残念な話を聞きました。

ある学習塾に通っている子が、

「技術・家庭の問題が、塾でやった過去問と全く同じ問題だった。」

と言っていたそうです。

もちろん、塾で過去問をやらせるのは特別なことでも悪いことでもありません。

むしろ、地域密着の個人塾などでは、テストの度に生徒さんから問題用紙を借りてコピーし、定期テストの過去問を保管しておくのが当たり前と言えるでしょう。


しかし、私の塾では、開塾当初から一貫して定期テストの過去問はやらせないようにしてきました。

それは、先述した通り、子どもたちにとってテストで良い点をとることよりも、主体性を養うことの方が大切だと考えているからです。

私の塾では、テストが近くなると、各自で対策の仕方を考え、必要な教材を持ってきて自分で対策を進める自習時間をとるようにしています。

もちろん、対策の仕方が分からない生徒にはアドバイスをし、解説を読んでも解き方が理解できない問題は個別にしっかり指導します。

自分で課題を見つけ、自分で解決する能力を養うためのとても重要な時間です。

2023.2.10中3授業.JPG
自習時間は各自がやるべきことを考え、集中して取り組んでいます。


過去問をやらせて、もしそれと全く同じ問題が出てしまったら、大して勉強していなくても高得点がとれてしまう可能性があります。

それは、過程に対して適切な結果ではありません。

それでも、きっと子どもは、自分の実力だと勘違いしてしまうでしょう。

そして、次からも「過去問をやれば大丈夫」という近道を通ろうとしてしまうでしょう。

それだと、子どもたちは「真の生きる力」を身につけることができません。

楽な道は、人を成長させないのです。

大人が教えるべきは、険しい道の歩き方です。

2023.2.10ナルト.jpg

確かに、学習塾にとってテスト結果は死活問題です。

しかし、生徒に点数をとらせることを目的としてはいけないと私は考えています。

生徒のより良い未来を考えるなら、結果だけを求めて安易に楽な道を教えてはいけません。

あえて厳しい道を自分で進ませなければならないのです。

過保護なサポートは、子どもたちの主体性を失わせてしまいます。

2023.2.10結果より過程ジョジョ.png


これは、学習塾だけではなく、子育てや学校教育でも全く同じです。

野菜に例えれば、水やりをギリギリまで減らし、野菜本来の生きる力を引き出すようにすると、野菜が劇的に美味しくなるということです。

子育てや教育でも、口と手はできるだけ出さないようにする。

ただし、目だけは絶対に離さないようにする。

そして、口や手を出すべきギリギリのラインを見極めるということが、

最も重要なのだと思います。

まあ、それがめちゃくちゃ難しいんですけどね・・・(笑)


息子の話を聞き少し残念な気持ちにはなりましたが、どこの学習塾でも子どもたちの未来を想う気持ちは同じだと思っています。

結果を重視する指導から一歩先に進み、子どもたちの主体性を引き出す指導へと変わっていく塾がもっと増えるといいなぁと思いました。

2023.2.10困難な道.jpg
険しい道こそが、人を成長へと導きます。


さて、かなり頑張ってテスト対策をしていた息子。
今日のテストの手応え、そして結果やいかに。
テスト結果についても、また後日書きたいと思います。

それでは、今日はこのへんで。

うーん、気温が上がらず寒い!
みなさんも暖かくしてお過ごしください。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
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posted by 塾長パパ at 13:47| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 子育て日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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