ランキングに参加しています。
面白いと思えた方は応援していただけると嬉しいです。
私のやる気スイッチです。

子育てパパランキング

2022年09月05日

叱っていることの9割は、叱らなくていい

みなさん、こんにちは。


今回は、我が家でのちょっとした出来事から考える子育ての話。

子どもを叱り過ぎて後悔したり、自己嫌悪に陥ったりしているパパ、ママはけっこう多いのではないでしょうか・・・。


先週のある日、授業の合間にリビングに行くと、妻と子どもたちが夕食を食べていました。

少しだけ私も団らんにまざって話していた時、娘がお椀に肘をひっかけて、満杯の味噌汁をぶちまけてしまいました。

その時の妻の第一声は、

「何やってんの!」ではなく「火傷してない!?大丈夫??」でした。

その後、娘が「ごめんなさい。」と謝ると、妻が、

「うん、失敗は誰にでもあるからね。
 じゃあ次こぼさないようにするにはどうすればいいと思う。」

と娘に尋ねました。

「お椀を見える所に置く。」と娘。

このやりとりを見ていた私は、(さすが、すごいなぁ)と思いながら雑巾をとりに行きました。


子どもが何か失敗をして面倒なことをすると、親はつい怒ってしまいがちだと思います。

しかし、大人でも子どもでも、誰でも失敗はするものです。

間違えたり、失敗したりすることは決して悪いことではありません。

むしろ、間違いや失敗から学ぶことで人は成長していくのです。

だから、子どもが間違ったり失敗したりした時に親がするべきことは、叱ることではありません。

どうすれば、また同じ失敗をくり返さないですむかを考えさせることです。

ひとこと、

「こうならにようにするには、どうしたら良いと思う?」

と声をかければ良いのです。

そうすると、「失敗して親に怒られて落ち込んだという出来事」が「失敗し、そこから学び、成長につながったという経験」になるのです。

単なるネガティブな出来事で終わってしまうか、成長につながるポジティブな経験にできるかは、親の対応次第なのです。

親に怒られた出来事を積み重ねてしまった子は、自分から行動しようとはしない子に成長してしまいます。

余計なことをして怒られたら嫌だからです。

失敗を学びにする経験を積み重ねた子は、どんなことにも積極的にチャレンジし、圧倒的なスピードで成長していきます。

失敗に対するネガティブな感情がないからです。

2022.9.5ガミガミ.jpg
失敗を怒ったり、ガミガミいうのは逆効果


子育ての中で、子どもを叱ることがたくさんあると思いますが、私はその9割は叱る必要のないことだと考えています。

私は、子どもの行動を「単なる失敗」「相手を傷つける悪い行動」「自分の命に係わる危険な行動」に分けています。

叱るのは、後の2つだけ。

「単なる失敗」は先に述べたように学びにつながるように声がけをするだけです。

そして、後の2つについて叱るにしても、私の場合、大きな声を出したり、声を荒げて叱ったりは絶対にしません。

あくまで私の考えですが、そういう叱り方は意味がないと思っているからです。

大声で叱ってしまうと、子どもは怖いという感情が先に立ってしまい、肝心の内容が頭に入っていきません。

冷静かつ真剣に、そしておだやかに諭すだけです。

なぜそれをしてはいけないのか、子どもに考えさせながらおだやかに伝えた方が、子どもの頭と心の中にしっかりと残るのです。

叱る基準を明確にすれば、子どもの行動のほとんどは叱らなくてよいことなのではないでしょうか。


また、実は叱っていることの多くは、子どもの行動自体が良くないのではなく、子どもが親の言う通りにしないことへのイラ立ちが原因だったりもします。

「子どもは親の言うことを聞くもの。」

「親は子供をコントロールしなければいけない。」

「子どもが親に口答えなんかしてはいけない。」

そういった思い込みを持っていると、子どもが自分の思い通りの行動をしなかっただけでイライラしたり、叱ってしまったりします。

子どもは叱られるようなことをしていないにもかかわらず・・・。

そして、子どもに「ああしなさい、こうしなさい。」とこと細かに指示してしまうようになるのです。

しかし、そうやって育てられた子は、自分からは何もせず、誰かの指示を待つようになってしまいます。

もし、「子どもが自分で考えて行動しないから、あれこれ言わざるを得ない」と思っている方がいらっしゃるとしたら、それは考え方を180°変えた方が良いかもしれません。

実はそれは逆で、「失敗を叱り、あれこれ口を出し過ぎるから、子どもが自分で考えることを放棄する」のです。


私は、子育てを、

「親が子に言いたいことをどれだけ我慢できるか大会」

と呼んでいます。

これは、私が子どもに余計な口出しをしそうになった時に自分を戒める言葉でもあります。

私は、子どもが自律し、自立できるように育てるためには、親の口出しは最小限にとどめるべきだと考えています。

もし、子どもにあれこれ言い過ぎてしまっているという方は、言いそうになったひと言を、ぐっと飲みこんでみてください。

全ては難しいと思いますし、さすがに言わなければならないということもあると思うので、始めは3回に1回くらい我慢できれば良いと思います。

それを続けていくと、少しずつ子どもにも変化が表れてくるはずです。

あらかじめ、子どもたちに、

「お父さんとお母さんは、自分で考えて行動できる人間に成長してほしいから、これからできるだけ口出ししないようにするからね。あなたならできるはずだから、自分をコントロールして、しっかりやるんだよ。」

と伝えておくと、さらに効果的です。

私も、子どもたちにはそのように伝えています。

これは、子どもへの信頼期待を伝える言葉でもあります。

信頼され、期待されていることを感じた子どもたちは、自分の行動に責任を持つようになります。


子どもを叱ってばかりで子育てが上手くいっていないという方は、ぜひ、

「叱っていることの9割は叱らなくていいこと」

「ネガティブな出来事ではなく、ポジティブな経験にする」

「子育ては、親が子に言いたいことをどれだけ我慢できるか大会」

「子どもをコントロールしようとしない」

と言ったことを意識してみてはいかがでしょうか。

2022.9.5見守る.jpg
子どもにあれこれ言うのではなく、見守り、励ますのが親の役目


少し長くなってしまいましたが、
このブログが少しでも皆さんの子育ての役に立てば幸いです。

それでは、今日はこのへんで。



最後まで読んでいただきありがとうございます。
人気ブログランキングに参加しています。
ポチっと応援していただけたらとてもうれしいです。
よろしくお願いいたします!



posted by 塾長パパ at 15:21| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 子育て日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
面白いと思えた方はぜひ クリックをお願いします!
人気ブログランキングへ
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。