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子育てパパランキング

2022年11月25日

頭のよい子に育てない子育て #10              『実は間違いだらけな子育ての常識C』

みなさん、こんにちは。

妻が今日から2日間私用で外出するため、
息子と娘との父子生活が始まった塾長パパです。

妻は、先ほど出発していきました。

今日は、息子は学校で2学期中間テスト、娘は塾で学力テストと、
2人ともテストdayとなっております。

2人のテストまでの様子と結果、また父子生活の様子については、
次回更新したいと思います。


さて、今回は「頭の良い子に育てない子育てシリーズ」の続きで、私が考える
「実は間違っている子育ての常識C」について書きたいと思います。

以前の記事で私が挙げた「実は間違っている子育ての常識」は以下の10個。

@子どもが親の言うことを聞くのは当たり前?
A子どもは親を信頼している?
Bしつけは厳しくするべき?
C子どもが失敗しないようにサポート?
Dゲームやスマホを持っていないと仲間外れになる?
E良い中学、良い高校、良い大学、有名企業?
Fテストの点数が良ければ褒める?悪ければしかる?
G先生の教え方が悪い?学校の対応が悪い?
H英語、音楽、スポーツ・・・、早期教育は大事?
I子育てに正解はない?

今回は、Cについて書きたいと思います。

子どもが何かをしようとしている時、子どもが失敗しないように、常に先回りして
サポートしてしまっている親はけっこう多いように感じます。

みなさんは、子どもが宿題をやっている時、間違いをすぐに指摘したり、子どもが
分からないと言うとすぐにやり方を教えてしまったりしてはいないでしょうか。

失敗させたくないがために、子どもが何かにチャレンジしようとしている時に、
「きっと無理だから、やめておいたら?」とチャレンジを止めてしまう親もいます。

ドキッとされる方もいるのではないでしょうか。

もちろん子どもが失敗して落ち込まないようにと思っての行動だと思いますが、実はそれが、「失敗したくない➡チャレンジしない➡成長しない」という負の習慣を、子どもが身につけてしまう原因となっているのです。

2022.11.25過保護な親.jpg
子どもがやることに口を出し過ぎて、過保護になっていませんか?


私が考える「親が子どもに対して過保護になってしまうことのデメリット」は
以下の4つです。

@子どもが失敗(学び)を経験できない

A親が自分を信じていないと感じてしまう

B達成感を得られない

C失敗に対するネガティブなイメージが定着する

D失敗から立ち直ることができなくなる

私は、学びの出発点は「失敗」だと考えています。

上手くいかないという経験から、どうすれば上手くいくかを考え、実践してみる、
それをくり返すことで「できなかったことが、できるようになる」のです。

失敗という経験が無ければ、できることは増えません。

つまり、「失敗無くして成長無し」ということなのです。

また、失敗しないように親が手助けし過ぎたり、チャレンジすることをとめてしまったりしていると、子どもは、親から「あなた一人では上手くいかないでしょ」と思われていると感じてしまいます。

親から信じてもらえていないと・・・。

それでは、何かに取り組む意欲も低下してしまいますし、逆に子から親への信頼も無くなってしまいます。

そして、仮にその状態で何かをできるようになったとしても、自分でやり遂げた感覚がないので、達成感を感じられず自分に自信を持つことができません。

親によっては、「ね、言った通りにすればできるでしょ?」と、
ドヤ顔で言ってしまったりします。

こんな経験をくり返していると、失敗することはダメなことなんだ、失敗するくらいならやらない方がいいんだ、と考えるようになり、失敗を極度に恐れるようになってしまいます。

そうなってしまうと、できることしかやらず、新しいことにはチャレンジしなくなってしまうのです。

もし大きな失敗でもしてしまったら、そこから立ち直れなくなってしまうことさえあるのです。

2022.11.25失敗から立ち直れない.jpg
失敗を恐れ、失敗から立ち直れない子に・・・


このように、子どもが失敗しないように親が誘導することは、子どもの成長を阻害することでしかないのです。


私は、我が子にも塾の生徒さんたちにも、いつも同じことを伝えています。

「間違えて、そこから学んでこそ、成長できるんだよ。」

「どんどん間違えて、間違えることは良いことだよ。」

「失敗しない人間なんて、チャレンジしていない人間だけ。」

「失敗無くして、成功(成長)無し!」


私の塾では、問題練習の答え合わせをするとき、生徒のみなさんに、ホワイトボードに答えを書いてもらうようにしています。

初めは、みんな、私のところにノートを持って来て答えがあっているかを確認しようとするんです。

やっぱり間違えたくないんですよね(笑)

でも、前述のような声がけを続けていくと、私のところに来る生徒さんはどんどん少なくなります。

そして、答えを書くのを悩んでいる生徒さんがいると、仲間の生徒さんから、

「とりあえず書いてみろって。間違えるのは良いことだ!」

という言葉さえ出てくるようになるのです。

そういう価値観が浸透してくると、成長の速度が格段に上がっていきます。

間違えることによって、自分の弱点やその問題の本質に気づくことができるからです。

私は、答え合わせで間違っている生徒さんがいたら、まずできているところまでを認めます。

そして、どこの考え方で間違えたのかを見極め、それを全員で共有できるように解説します。

そうすることで、間違えやすいポイントを全員が理解でき、間違えた生徒さんも、自分の間違いがみんなの役に立ったと前向きに捉えられるようになるのです。

こういったことを続けていくと、失敗や間違いがいかに大きな学びをもたらすか、に気づくことができます。

親や先生はもちろん、子どもの教育に関わるすべての大人は、
子どもたちが安心して失敗できる環境を作り、その失敗から
何かを学ぶように導かなければなりません。

それが、子どもたちのチャレンジ精神を育み、大きな成長を促す土台となるのです。


あまりに有名な話ですが、かの発明王エジソンは、新聞記者とのやりとりでこんなことを言ったそうです。

新聞記者
「電球を完成させるために10000回も失敗したそうですね。」 

エジソン
「10000回も失敗したって? そんなことはない。
 うまくいかない10000通りの方法を発見するのに
 成功したんだよ。」


もう間違いなく「失敗=成功」ということですよね。


子どもは、大人が思っているよりもずっとずっと強いです。

子どもが本気になってできないことなどほとんどありません。

親がすべきことは、

「あなたにできないことなんて何もないんだよ」

と子どもの力を信じきり、励まし続けることです。

子どもたちが、どんどんチャレンジし、たくさん失敗し、大きな学びを得て、圧倒的な成長を遂げていく、そんな社会でありたいものですね。

2022.11.25子どもジャンプ.jpg
子どもって、すごいんです!
子どもが本気になってできないことなんて無いんです!


子どものやることに口を出し過ぎてしまっているという方は、明日から、

「どんどんチャレンジして、
 どんどん失敗しなさい。
 失敗無くして成長なしだよ!」

を口癖にしてみてはいかがでしょうか。


それでは、今日はこのへんで。



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posted by 塾長パパ at 10:21| 宮城 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 頭のよい子に育てない子育て | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月18日

自分の道は、自分で選ばせる

みなさん、こんにちは。

前回に引き続き、今回もふり返り子育て日記。

先週の金曜日に行ってきた、息子の三者面談について書きたいと思います。

そして、子どもへの親の関わり方についても、私の考えを少しだけ。


【中1息子の三者面談】

当日、息子の学校での様子は息子からしか聞いていないので、どのような話をされるのか少しドキドキしながら学校へ。

息子は、私の100倍くらい緊張している様子でしたが・・・(笑)

三者面談の事前アンケートには、

「親に見えていない部分もあると思いますので、学校生活における息子の課題などがあれば教えていただきたいです。」

と書きました。

面談では、息子の家庭での様子や進路についての考えなどを聞かれました。

私は、

「家庭での学習面については、自分なりに目標を決めて、計画を立てながら進めているようなので、何も言わないようにしています。もちろんダラダラしている時も多々ありますが、そこも自分でコントロールしてもらえればと思っているので、できるだけ何も言わないように、めちゃくちゃ我慢しています(笑)。進路については、これからいろいろな高校を見に行ったりしながら、本人が行きたいと思う高校を見つけられればと考えています。」

といった話を先生にお伝えしました。先生からは、

「いつもクラスをまとめてくれて、私がやる前に全部やってくれているのですっかり頼り切ってしまっています。友達とも毎日とても楽しそうに過ごしています。勉強も部活も一生懸命やっていてすごいなぁと感心しています。すみません、もう本当、何も言うことありません。褒めるところしかありません。」

と言っていただきました。そして、

「どうすればこういう子に育つのでしょうか?」

と聞かれました。

私は、

「できるだけ本人に任せて、親はサポートに回るようにしているだけです。まだまだ課題がたくさんあるので、自分で考えて改善し、さらに成長してほしいところです。」

と、お答えしました。

実は、小学校のときも、息子を担任してくださったほとんどの先生から、このような質問をされてきました。

先生方にこのようにおっしゃっていただくのは本当にありがたい限りです。

「頭の良い子に育てない子育て」を実践し続けてきて心から良かったと思える瞬間です。

とはいえ、息子には、必死に考え、とことん謙虚に、愚直に自分を磨き続けていってほしいと思います。


ということで、先週、無事に三者面談を終えた息子でしたが、突然、一昨日から今週いっぱいが学年閉鎖となってしまいました。

もちろん、新型コロナウイルスの影響です。

来週には後期中間テストがあるのでやや不安ですが、勉強できる時間が増えたと思うしかないね、と息子と話していました。


と・こ・ろ・が、です!


息子さん、本当ならば学校で授業を受けているはずの時間帯に、ひたすらダラダラしております!

机に向かって勉強し始めたと思ったら、20分程度してすぐにウロウロ、テレビをつけてみたかと思えば、今度は外に出て野球の素振りをしてみたり・・・。

まあ、落ち着いて、集中して勉強することができていないようです。


しかーし!


それでも私は何も言わないのです!

あ、何も言わないはウソでした(笑)

ひとことだけ口出ししてしまいました。

ウロウロしていた息子が何となくテレビをつけ、そのままダラダラ見ようとしていたので、

「特に見るものが無いのに、惰性でテレビをつけるのはやめた方がいいんじゃない?録画していたものを見ようとしたなら分かるけどさぁ。」

とアドバイスしました。息子も、

「うん、確かに。やばい、やばい。」

と言って、テレビを消してまた勉強部屋に戻っていきました。

息子がどれだけダラダラしていても、

私は「勉強しなさい」はもちろん「〜しなさい」という言葉は絶対に言いません。

あくまでも、息子の行動は息子に選択させ、その結果をすべて自分の責任で受けとめさせることが重要だと思っているからです。

その結果を受けて、主体的に自分の課題を改善していく習慣を身につけてほしいと考えています。

そして、親が子どもをコントロールしようとしている限り、この習慣は決して身につかないのです。


2022.11.18自分で決めるジョジョ.png


また、これは本当に不思議なのですが、子どもたちというのは、大人が何か言おうと思った一言をいったん飲み込むと、それから数分後に自分でしっかりと動き始めるものなのです。

私は15年に渡って数百人の子どもたちと直接関わってきましたが、これについてはここ数年間で確信したことです。

我が子はもちろん、塾の生徒さんたちにもこの傾向が多く見られます。

大人が声をかけようとするタイミングが、子どもたちにとってはやや早すぎるのかもしれません。

今まさにやろうと思っていた時に、親から「〜しなさい」と言われて一気にモチベーションが下がる、これは親のみなさんも子どもの時に経験があると思います。

子どもに対して何かを言いかけた時は、いったんそれを飲み込んでみて、様子を見てみると良いかもしれません。

人生は、自分で判断し、選択し、その結果を受けとめる、そのくり返しです。

親の後をついていくのが子どもの人生ではありません。

難しいことですが、子どもが進む道は本人に選ばせる、そして、それを親が全力でサポートする、これが正しい親子のあり方だと私は考えています。

これからも、ブレずに「頭の良い子に育てない子育て」を続けていきたいと思います。


2022.11.18自分で選ぶ.jpg
自分の道は自分で選ぶのです。


さて、今日はこの後、8年間務めさせていただいている町の「子ども・子育て支援事業計画策定等委員会」の会議に出席してきます。

町の子育て環境がもっともっと良くなるように、しっかりと議論してきたいと思います。

また、塾では、年に2回実施している小学生対象の学力テストの第2回を今週実施しています。

今日は、娘の学年が受ける日なので、娘にも頑張ってもらいたいと思います。

今週は娘、来週は息子とテストが続きます。

どのような対策をし、どのような結果が出るのか。

そして、その結果を受け、それを今後にどう生かして成長していくのか。

そこに注目して様子を見守りたいと思います。


では、今日はこのへんで。



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posted by 塾長パパ at 09:37| 宮城 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 子育て日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月14日

お母さん、私いじめられているかも!

みなさん、こんにちは。

今回は、久しぶりの子育て日記。
前回、子育て日記の記事を書いたのが10月13日。
あっという間に1ヵ月が経ったということに気づき、愕然としている塾長パパです。

この1ヵ月もいろいろとありました。
そんな我が家の日常をふり返ってみたいと思います。

【娘へのいじめ疑惑】

10月も下旬にさしかかったころ、娘の担任の先生から電話がありました。

電話の内容は、

●学校に置いてある娘の英語の教科書や道徳の教科書が移動され隠されていた。同じケースが2回あったので娘が間違えたとは思えず、誰かがいたずらしたと思われる。

●娘の連絡帳やノートに、誰かが「バカ」と落書きしたようだ。

とのことでした。

教科書の件は、1回目の時に娘から聞いていたのですが、落書きについては、発覚したのがその日のことだったらしく私も初耳でした。

先生から聞いた様子でも、深刻ないじめとかではないなと思いつつ、娘の心の状態が心配になりました。

しかし、その後、担任の先生がどのように対応したのかを説明してくれて、私はとても安心しました。

先生はまず娘に、先生にどのように対応してほしいかを複数の案を提示して聞いてくれたとのこと。

そして、娘が希望した方法で、クラス全体に注意喚起をしてくれたようでした。

私は、娘の気持ちを最優先して対応してくださった先生に感謝を伝えました。

電話の内容を妻に話したところ、前日の娘とのやりとりを教えてくれました。

帰宅後、娘が連絡帳で宿題を確認していたところ、急に、

「お母さん、私いじめられているかも!」

と言ったそうです。

2022.11.14ビックリ顔.jpg

妻が確認してみると、連絡帳に「バカ」と書かれており、念のため他のノートも確認すると、1冊に同じような落書きがあったようです。

娘がそのことを翌日に先生に伝え、電話の内容につながったとのことでした。

いじめられているかもしれないということを、何の迷いもなくあっけらかんと親に言ってくれたことは、親にとって安心材料でした。

まあ、娘は仲の良い友達もけっこう多くて、いつも帰宅後に数人で遊んだりしているので、大きな心配はしていないのですが。

それでも、いやな気持ちにはなったと思うので、

「3年生くらいだと、まだ相手の気持ちよりも自分の気持ちを優先して行動してしまう子もいるからねぇ。もしかしたら、ただふざけていたずらしようと思っただけかもしれないしね。ただ、相手がいやな気持ちになることをするのはやっぱり良くないから、こういうことをしないように自分も気をつけようって思うしかないね。もちろん○○はそうしているだろうし、仲の良い友達もいっぱいいるから、あまり気にすることないよ。」

と伝えました。

また、その週の土曜日には学習発表会があったのですが、そこで校長先生や教頭先生からも、「○○ちゃんの件、ご心配かけてすみませんでした。今後も注意して見ていきますので。」と娘のことに対してお声がけをいただきました。

私が現在PTA会長を務めており、普段から校長先生や教頭先生とコミュニケーションをとっているということもあると思いますが、学校全体で情報をしっかり共有してくれているんだなぁと、さらに安心することができました。

私は、

「担任の○○先生がすごく丁寧に対応してくださって助かりました。こちらこそありがとうございました。」

とお伝えしました。

学習発表会では、娘の学年は「朗読」を発表したのですが、全ての子が自分の役割をしっかりとこなしており、とてもしっかりした学年だなぁと改めて感じました。

娘も大きな声ではっきりと自分の担当箇所を朗読していました。

ちょっとした「いじめ疑惑」はありましたが、そんな学年全体や成長している娘の姿を見て、これなら大丈夫そうだなと安心しました。

その後、今のところ同じようなことは起きていないので、やってしまった子も反省してくれたのかもしれませんね。


近年、いじめや問題行動に対する学校側のずさんな対応ばかりがニュースでクローズアップされていますが、娘の学校のように、情報を共有して早い段階で適切に対応してくれている学校もたくさんあるのだと思います。

子どもたちがより良い学校生活を送るために大切なことは、学校と保護者がお互いを尊重し、緊密に協力し合い、強い信頼関係を築いていくことだと思います。

私も改めて、学校の教育活動にしっかり協力していかなければ、という想いをさらに強くしました。


さて、先週は息子の3者面談に行ってきましたので、次回はそのことについて書きたいと思います。

では、今日はこのへんで。



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posted by 塾長パパ at 12:24| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 子育て日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月07日

頭のよい子に育てない子育て #9               『実は間違いだらけな子育ての常識B』

みなさん、こんにちは。

昨日、娘の練習試合で、2試合連続球審をし、太ももの筋肉痛がMAXな塾長パパです。

さて、今回も前回の続きで、私が考える「実は間違っている子育ての常識」について書きたいと思います。

前々回の記事で、私が挙げた「実は間違っている子育ての常識」は以下の10個。


@子どもが親の言うことを聞くのは当たり前?

A子どもは親を信頼している?

Bしつけは厳しくするべき?

C子どもが失敗しないようにサポート?

Dゲームやスマホを持っていないと仲間外れになる?

E良い中学、良い高校、良い大学、有名企業?

Fテストの点数が良ければ褒める?悪ければしかる?

G先生の教え方が悪い?学校の対応が悪い?

H英語、音楽、スポーツ・・・、早期教育は大事?

I子育てに正解はない?


今回は、Bについて書きたいと思います。

子育てにおいて、「しつけは厳しくするべきだ」と考えている親はまだまだ多いと思います。

しかし私は、親が厳しすぎる子育ては大きな副作用を生み、逆効果になってしまうと考えています。

もっと言うと、大きな声で怒鳴って叱ったり、叩いたり、厳しい罰を与えたりすることは、ほとんど効果が無いと考えています。


大きな声で子どもを怒鳴ったり、子どもをたたいたりしてしまうと、子どもは委縮してしまい、話の内容がほとんど頭に入りません。

親も大きな声で怒ったり、手を挙げたりしているということは感情的になっているということであり、本当に伝えるべきことを伝えられていないことがほとんどです。

つまりこういう叱り方をしていると、子どもは何が悪かったのかを理解できていないので、何度も同じことをくり返してしまうのです。

親がいるところでは、「これをやると怒られるからやめておこう」という心理が働きますが、親がいないところでは「怒られないからやっても大丈夫」ということになってしまいます。

怒られるかどうかが基準となってしまい、物事の良し悪しで行動を判断することができなくなってしまうのです。

親がいないところではやらなくなるので、一見効果があったように思ってしまいがちですが、実は本質的なところは何も変わっていないということです。

また、厳しすぎる親の子どもは、「うそ」を覚えてしまいます。

親が見ていないところでは良くない行動をしているにもかかわらず、親に知られれば厳しく叱られるので、「怒られたくない→バレなければ怒られない→うそをつけば大丈夫」という思考に陥ってしまいます。

子どもなら厳しく怒られるのが嫌なのは当たり前ですからね。

「やっていない」とうそをつく、「だって○○だったんだもん」と言い訳する、「○○のせいだ」と人のせいにする、そんな悪習慣が身についてしまうのです。

「うそ」「人のせい」「言い訳」は、人生を破滅に導く3大要因だと私は考えています。

さらに、子どもを怒鳴ったり、叩いたりすると、子どもの脳の発達に大きな影響を与えてしまいます。

虐待を受けた子どもには、前頭前野をはじめ脳の様々な部位に委縮が見られることが分かっています。

心身にかかる強いストレスが原因だと見られています。

厳しすぎるしつけは、子どもの脳に大きなダメージを与えてしまうのです。

前頭前野が委縮してしまうと、自分をコントロールできなくなり、暴力的になったりすることもあります。

厳しい叱り方@.jpg厳しい叱り方A.jpg
子どもを怒鳴ったり、体罰を与えたりすることは、親の自己満足であり、子どもには悪影響しかありません。

このように、大声で怒鳴ったり、叩いたり、罰を与えたり、といった厳しすぎる叱り方は、子どもにとっては、何が悪かったのかを理解できない上に、「うそ」「言い訳」「人のせい」といった悪習慣を身につける原因となってしまうのです。

この記事を読んでドキッとされた方は、今すぐに子どもの叱り方を変えるべきです。

冷静かつおだやかに、そして真剣に、「なぜその行動が良くないのか」を子どもに考えさせながら伝えれば良いのです。

「叱る」のではなく、あくまでも「諭す」のです。

2022.11.7諭すA.jpg
おだやかに、そして真剣に諭す方が、子どもも真剣に聞こうとします。

その方が、子どもは本質を理解し、その後の行動選択に生かすようになります。

また、何か悪いことをしてしまったとしても、正直に親に話すようになります。

私は、子どもたちが小さい時から、ずっとこの方法で「しつけ」を行ってきました。

今では、子どもたちを「諭す」ことすら、ほとんどありません。

虐待はもちろんですが、厳しすぎる子育ても、子どもの人生に大きな悪影響を与えてしまいます。

叱り方を変え、親子が笑顔でいられる子育てをしていきたいものですね。


子どもの叱り方については、過去に詳しく書いた記事もありますので、そちらも参考にしていただければと思います。

2022年9月5日

2018年7月26日


家庭の役割については、こちらの記事も参考までに。

2022年1月9日


それでは今日はこのへんで。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
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posted by 塾長パパ at 15:59| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 頭のよい子に育てない子育て | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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