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2023年03月13日

頭のよい子に育てない子育て #13                   実は間違いだらけな子育ての常識F

みなさん、こんにちは。

今日は午後から久しぶりの雨。

風も強くあれた天気になっています。

花粉症の方にとっては、ここ3日間は地獄のような日々だったようなので、恵みの雨かもしれませんね。


さて、今回は、これまた久しぶりの「頭の良い子に育てない子育て」シリーズです。

このシリーズでは、私が我が子の子育てで13年間実践し続けている子育てメソッドや子育ての考え方を紹介しています。

ここ数回は、みんながやってしまいがちな「実は間違っている子育ての常識」について書かいています。

あくまで私の考えですが、何か参考になるものがあれば幸いです。

以前の記事で私が挙げた「実は間違っている子育ての常識」は以下の10個。
(実際には、もっとたくさんあるのですが・・・。)


@子どもが親の言うことを聞くのは当たり前?

A子どもは親を信頼している?

Bしつけは厳しくするべき?

C子どもが失敗しないようにサポート?

Dゲームやスマホを持っていないと仲間外れになる?

E良い中学、良い高校、良い大学、有名企業?

Fテストの点数が良ければ褒める?悪ければしかる?

G先生の教え方が悪い?学校の対応が悪い?

H英語、音楽、スポーツ・・・、早期教育は大事?

I子育てに正解はない?


今回は、Fについて書きたいと思います。

これは、結果や数字だけで良し悪しを判断してはいけないということです。

何となく分かってはいるんだけど、我が子の子育てとなると、どうしても結果だけで判断してしまうという方が多いのではないでしょうか。


2023.2.27テスト結果で怒る親.jpg
テストの結果だけで、子どもを褒めたり叱ったりしていませんか?


私は、このブログの中で、何度もこのことについて書いてきましたので、まずは過去の記事からの引用をご紹介します。



以下、2022年9月19日の記事、



今回は、息子と娘のエピソードから考える「頭の良い子に育てない子育て」の話。

先週の金曜日、娘は、帰宅するとすぐに息を弾ませながら、

「今日スポーツテストの結果返された。何だったと思う?」

と、私と妻に判定の予想を聞いてきました。妻が、

「そうなんだ。うーん、もしかしてA?」

と言うと、娘は、

「そう!Aだった!クラスで1人だけだって!」

と嬉しそうに話しました。

私は、

「おぉ、すごいね!おめでとう!いつも外で元気に遊んで、体育の運動とかも頑張っているからだね!」

と伝えました。

その後、私は塾の授業に入ったのですが、休憩でリビングに戻った時、今度は帰宅したばかりの息子から報告がありました。

「お父さん、今日、実力テスト返されたんだけどさぁ、学年1位だった。やばくね?」

だって(笑)

夏休み明けに実施された実力テストの結果が出たとのこと。

初の1位でした。

私は、

「マジか、すごいじゃん。夏休みけっこう頑張ってたから、その成果だな。」

と伝えました。

私は、運動にしてもテストにしても、子どもたちに良い結果を出すように伝えたことは一度もありません。

私が実践してきた「頭の良い子に育てない子育て」は、結果や数字よりもその前の過程を重要視しているからです。

どれだけ自分を高めようと努力したのか、それが全てです。

たとえ結果が出なくても、自分を高めようと頑張っていたのであれば全然オッケー。

逆に、結果が良かったとしても、それほど頑張っていなかったのなら、結果だけで褒めるということはありません。

まあ、実際は、頑張らずに結果が出るということはほとんどありませんが・・・。

子どもたちには、

「結果には必ず原因があり、結果を求めるならその原因を作らなければならない」

という「原因と結果の法則」を身につけてほしいと思っています。

だから私は、結果が良かった時も、その結果の原因となった行動をより強く褒めるようにしています。

子育てでは、どうしてもテストの点数やスポーツの成績など、数字や結果を子どもに求めてしまったり、その結果で評価してしまったりしがちです。

しかし、そのような子育てをしていると、子どもたちは「結果がすべて」という考え方を身につけてしまう恐れがあります。

実社会に出れば結果で判断されるのだし、それの何が悪いのか、と思う方もいるかもしれませんが、そういう考え方は、以下のような思わぬ副作用を招くことがあります。

@頑張らなくなる
頑張ったのに結果が出なかった、そして怒られた、という経験をすると、頑張っても怒られるなら頑張らない方がマシという考え方になりがちです。

Aチャレンジしなくなる
もし頑張って結果が出なかったらどうしよう、頑張っても結果が出なかったら意味がないし、という不安や恐怖を感じてしまい、難しいことにチャレンジしようとしなくなります。

B楽をして結果を出そうとする
結果を出せばよいという短絡的な考えから、楽な方法をさがしたり、最悪不正をはたらいたりしてしまいます。


当たり前ですが、これらは人生をダメにしてしまう習慣です。

では、そうならないようにするにはどうすればよいのか。

それは、子どもたちに、

「結果なんて気にしなくていい。失敗なんて何回してもいい。大切なことは、難しいことや面倒なことにも全力でチャレンジし、失敗から学び、自分を高め続けていくことなんだよ。そうすれば、結果を出そうとしなくても勝手に求める結果はついてくるんだから。」

と伝えてあげれば良いのです。

親はできるだけ口を出さないようにし、子どもが何かにチャレンジしている時は、全力でサポートと応援をしてあげれば良いのです。

親に見守られているという絶対的な安心感が、子どものチャレンジ精神を生むのです。

親に見守られていることを実感している子どもは、

どんなことにも臆することなくチャレンジできます。

そして、子どもが何かにチャレンジしたのなら、結果はどうであれ、そのチャレンジしたことを称賛しましょう。


以上



この数字や結果だけで判断してはいけないということは、子育てのみならず全てのことにあてはまると私は考えています。

私のもうひとつのブログ『夢追う塾長の独り言』から、もうひとつだけ記事を紹介させていただきます。


以下、2023年2月27日の記事、



私は、日々の生活の中で心に浮かんだ言葉を書きとめるようにしています。

それは、自分への戒めだったり、自分への励ましだったり、世の中に対する憤りだったりもします。

そんな私のとりとめのない独り言を、ブログでつぶやいています。

私の独り言が誰かの目にとまり、誰かの心に何かを届けられたらうれしいです。

今回は、私がすべての物事に通じると思っており、私自身も自分への戒めとして常に心に留めている独り言です。

『大切なことは、たいてい数字では表せない』

あらゆる物事を数字で考えることは、とても大切だと思います。

でも、それはあくまでも、その先にある目的を達成するための手段としてです。

数字の先にある大切なことを見失ってはいけません。

数字を追うことが目的になった時、人は判断を誤ってしまいます。

本来、数字とは、大切なことを見失わずに歩いて行った時に、その足跡としてついてくるものだと私は考えています。

数字とは結果であり、追うものではないのです。


例えば、飲食店で利益ばかりを追いかけていたらどうでしょう。

人件費や材料費をギリギリまで削り、そのせいでサービスや料理の質は落ち、結果的にお客さんは離れてしまいます。

従業員だって、低い時給と少ない人数できつい労働を強いられていたら、働きたくなくなります。

おそらくそんなお店は長く持たないでしょう。

利益追求主義は破滅を招く

逆に、お客さんや従業員を大切にし、必要な経費は可能な限り削らない、そんなお店ならどうでしょう。

従業員のモチベーションも常に高く、最高のサービスをしようとするでしょうし、お客さんも美味しい料理と質の高いサービスを気に入り、リピーターがどんどん増えることでしょう。

そうすれば、結果的に売り上げはどんどん伸び、利益も上がります。

そして、それをまたお客さんや従業員に還元することができます。

そこには、全員が幸せになれるサイクルが生まれるのです。


子育てでもそうです。

数字ばかりを追ってしまい、テストの点数や通信表で良し悪しを判断する親がいますが、それは大きな間違いです。

大切なのは、自分を高めようと努力しているかどうかです。

努力してもそれがすぐに結果として表れるとは限りません。

前回のテストより努力したのに、結果が出なかったからと親に怒られたらどうでしょう。

努力することが嫌になってしまいますよね。

テスト結果だけを見て、褒めたり怒ったりしてはいけません

逆に、前回より大して頑張っていないのに、たまたま点数が良くて親に褒められたらどうでしょう。

子どもは、結果が良ければ努力しなくてもいいんだと勘違いしてしまうかもしれません。

そうなると、子どもも結果だけを追うようになり、最悪、カンニングなどの不正を働いたり、親にウソをついたりするようになります。

それは、その先の人生に大きな負の影響を与えてしまいます。

結果ではなく、努力しているかどうかを見ている親はそうなりません。

結果がどうであれ、前回より頑張っているようであれば、

「結果はでなかったかもしれないけどよく頑張ったね。次は必ず結果に表れると思うよ。」

と声をかけてあげられるのです。

そうすると、子どもも努力していることを見ていてくれたとうれしくなり、モチベーションを高く保つことができます。

努力を継続することができるので、結果的にテストの点数はどんどん上がっていくでしょう。


また、友達に対する思いやりや礼儀、ルールを守る態度、そういったものも数字で表すことはできませんが、幸せな人生を送るうえでものすごく大切なことです。

努力や思いやり、数字で表せないことほど大切なのです。


ここ数年問題になっているYouTubeやSNSの投稿の問題にしても同じですよね。

お金を稼ぐこと、「いいね!」やフォロワーを増やすこと、そんな数字ばかりを追うから、信じられないような迷惑動画を投稿してしまい、人生を台無しにしてしまうのです。

数字に支配された人たちは必ず破滅へ向かいます


あくまで私の考えですが、幸せな人生を送るうえで本当に大切なことは、たいてい数字では表せないものばかりです。

また、数字とはあくまで結果としてついてくるものであり、追うべきものではありません。

本当に大切なことを見失わずに生きていきたいものですね。


以上



このように、子育てはもちろん、子育て以外のすべてのことにおいても、数字や結果だけで物事を判断したり、それだけを追い求めたりすることは、大変危険だと私は考えています。

結果には必ず原因があり、その原因の部分がどうなのかということを見極めなければなりません。

また、子育て中の方にもうひとつ知ってほしいのは、努力したことがすぐに結果として表れるわけではないということです。

「努力直線と成長曲線」などと言ったりしますが、簡単に言うと、成長は努力の量に比例して現れるのではなく、遅れて曲線的に現れるということです。

そして、そこから一気に努力直線を追い越し、俗に言う「ブレイクスルー」(限界突破)が訪れるのです。

これについては、だいぶ長くなってしまったので追い追い書きたいと思います。


まずは、お子さんが何かを頑張っている時は、結果を求めず、その頑張っていること自体を褒め、励まし続けてください。

そして、もし良い結果が出たなら、その原因となった努力の部分を讃えてあげてください。

それが、子どもたちが自分で自分の成長を促す大きな原動力となるはずです。


それでは、今日はこの辺で。



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posted by 塾長パパ at 15:25| 宮城 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 頭のよい子に育てない子育て | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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