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子育てパパランキング

2018年06月09日

『怖い!! ゲーム、スマホ、タブレット、楽しいし便利だけど・・・』

こんばんは。
またまた久しぶり投稿です。
今回は、子どものゲームやスマホ、タブレットの使い方について
書きたいと思います。
長文ですが、子どものゲームやスマホでお悩みの方には、参考に
なることもあると思いますので、ぜひ読んでいただければと思い
ます。

私の塾では、4月から5月にかけて保護者面談を行いました。
学校生活、人間関係、家庭学習、反抗期、親子関係、お子さんに
関する様々な悩みを聞かせていただきました。
その中でも、やはり多かったのが、ゲームやスマホ、タブレット
などの使い方に関するものでした。

「ゲームばかりやって勉強をしない。」

「スマホをいじってばかりで勉強をしない。」

「ずっとYouTubeで動画を見ている。」

「LINEで友達とトラブルになった。」

「SNSの使い方が危ういのでトラブルにならないか心配。」

などなど、保護者のみなさんはあらゆる悩みを抱えていました。
今日は、同じような悩みを抱えている保護者の方や、これから
子育てを始める方に向けた記事をアップしようと思います。

2014年だったと思いますが、東北大学がある研究データを発表
しました。スマホを使っている時間が長ければ長いほど、勉強
時間の長さにかかわらず成績は落ちていくというデータでした。
1日の平均学習時間が2時間以上で、スマホを4時間以上使って
いる生徒は、1日の平均学習時間が30分未満でスマホをまったく
使わない生徒よりも成績が悪かったのです。1日にほとんど勉強
しない生徒の方が、1日に2時間以上勉強している生徒より成績
が良いという驚きのデータでした。そこに、スマホの使用時間が
大きく影響しているというのです・・・。
つまり、これまでの

「ゲーム、テレビ、スマホなどに夢中になると勉強時間が減って
 しまうから成績が落ちる。」

という常識がくつがえされるデータでした。
いくら勉強を頑張っても、スマホを長時間使用していればその効
果は失われてしまうわけです。
これは、研究チームの川島隆太教授たちにとっても目を疑うほど
予想外の結果だったそうです。
このデータについては、科学的原因をまだ調査中ですが、おそら
く脳の前頭葉の活力低下が引き起こされているのではないかとい
うことでした。
テレビを見たりゲームをしたりしている時は前頭前野(ものごと
を考えたり判断したり、感情をコントロールしたりするもっとも
重要な場所)の血流が下がり働きが低下します。
テレビやゲームを使用した後の30分〜1時間程度は、前頭前野が
十分に働いておらず、その状態で学習をしても理解力が低下して
いるので効果が失われてしまいます。
そのため、スマホを長時間使用した後もテレビやゲームを長時間
使用した後の脳と同じ状態になり、学習効果が失われていると考
えられるようです。

さらに研究チームを驚かせたのが、LINEなどの通信アプリを長時
間使用している生徒は、成績の下がり幅がより大きくなり、LINE
の使用をやめても成績が上がらないというものでした。
LINEなどの通信アプリを習慣的に長時間使っていると、脳の形が
変わってしまい、集中力や注意力の低下につながると考えられる
のだそうです。

冒頭に書いた保護者のみなさんの悩みは、思っている以上に深刻だ
ということがお分かりだと思います。
川島教授は、

「中毒的にスマホをいじっている子どもたちの問題は、大人のギャ
 ンブル依存よりも深刻になりつつあると感じます。楽しいものや
 快楽を得られるものに弱いのが人間です。今は小学生もスマホを
 持つ時代ですが、それは子供がパチンコ屋に公然と出入りするこ
 とを許されているようなものです。子供は簡単に依存状態に陥り
 ますから。」

と話されています。

数年前にこの記事を読んだ当時の私は、やはり衝撃を受けました。
しかし、同時に自分の判断が正しかったと確信できた記事でもあり
ました。
私は、息子が生まれようとしていた9年前、妻と子育てについて話
し合っているなかで、

「ゲームだけは絶対に与えないようにしよう。」

と提案しました。
妻も特に反対することもなく賛成してくれました。
なぜ、私が息子が生まれる前にこのような決断をくだしたのかとい
うと、当時すでに家庭教師の仕事をしていた私は、本当にたくさん
の保護者の方から冒頭に述べたようなゲームに関する悩みを相談さ
れていたからです。
これから親になろうとしていた私にとって、これほど有益な情報は
ありませんでした。
そういった相談をたくさん受けているなかで、わが子にはゲームを
与えないようにしようと決断したのです。
そして、息子が成長していく中で、周りにもゲームを買ってもらう
子が出てきて、息子もゲームに興味を示すようになったころ、私の
考えを丁寧に伝えるようにしました。
この時重要なのは、ゲームそのものを否定しないということです。
ゲームをすることが悪いわけではないことを伝えたうえで、ゲーム
を与えない理由をしっかり伝えることが大切です。
子どもに言っても理解できないと考えてはいけません。
私は、

「ゲームはとても楽しいよね。お父さんもそう思う。だからゲーム
を持ったらたくさんしちゃうよね。だって楽しいんだから。
お父さんだってゲームを持っていたらたくさんしていると思う。
でも、そのゲームをしている時間を、本を読んだり、外で元気に
遊んだり、友達とお話ししたり、お父さんやお母さんとお話しす
ることにつかったら、○○(息子)が大きくなった時に、ゲームをす
るよりも百倍楽しい人生になると思うんだ。お父さんは○○に本当
に楽しい人生を過ごしてほしいと思っている。
だから、申し訳ないんだけどゲームはがまんしてね。」

と、息子が3〜4歳ぐらいのころからずっと言い続けてきました。
周りからは、

「ゲームを持っていないと、子どもが友達の話に入れなかったり、
 いじめられたりしないか心配にならない?」

と言われたことも多々ありましたが、正直その心配はしていません
でした。
ゲームがなくても友達と楽しく遊べる知恵を身につけてもらえばい
いし、ゲームを持っていなくても友達から一緒に遊びたいと思われ
るような魅力ある人間に成長してもらえばいい、と考えていたから
です。
もちろん、そうなるための子育てをしようと決めていました。
現在、息子は3年生ですが、我が家では絶対にゲームを買わない方針
だということが、周りの友達にもだいぶ知られているようです。
まあ、息子がさんざん友達に愚痴ったせいだとおもいますが(笑)
それでも、ゲームのない我が家に息子の友達が遊びに来ることもあ
るし、遊びに来たときはゲーム以外の遊びを考えて楽しそうに遊ん
でいます。
ゲームを持って遊びにくる子は一人もいません。
そこには、遊びを考える知恵、友達とのコミュニケーション、など
遊びからの学びがたくさんあります。
集団での遊びというのは、人生を楽しく生きる上で必要なことがす
べて含まれている、とても大切な学びの場なのです。
先日、息子の友達がとてもうれしい一言を息子にかけてくれたよう
です。

「僕のお姉ちゃんはゲームを持っているけど、僕は、〇〇君みたい
 になりたいから、ゲームは買わないんだ。」

私は息子からその話を聞いたとき、本当に感動しました。
そういうことを感じとってくれる子がいたということに。
息子にとっても大きな励みになったと思います。
そのお友達に心から感謝です。


これから育児が始まるという方には、ゲームやスマホを与えないと
いう選択をお勧めします。
なぜ私が、

「ゲームは買ってあげるが、ルールを決めて使わせる」

という一般的な方法をとらなかったのか。
それは、私にはそれを実行するだけの自信がなかったからです。
与えて制限するよりも、与えない方が簡単だと判断したのです。
例えば、子どもにチョコレートを食べさせたくない時、子どもの目
の前にチョコレートを置いて「食べてはいけませんよ。」と言うよ
りも、初めから目の前にチョコレートを置かない方が簡単だし確実
だということは誰でも分かると思います。
だから、子どものゲームの使い方で悩みたくないという方は、ぜひ
「初めから与えない」という簡単な方を選択してみてください。

子どもが欲しがれば、子どもの喜ぶ顔が見たくなり、買ってあげた
いと思うのはどの親でも同じだと思います。
もちろん、私だってそうです。
そこで心が揺れないようにするためには、「絶対に与えない」とい
う決断をすること、そして「なぜ与えないのか?」ということにつ
いて親が明確な答えを持っていることが重要です。

「ゲームばっかりして勉強をしなくなるからダメ。」

というのは答えになりません。子どもは、

「ちゃんと勉強するから大丈夫!」

と答えるでしょうし、それに対して、

「口では簡単にそう言うけど、絶対勉強しなくなるから。」

と言ってしまうと、子どもの能力や人格をはなから否定することに
なってしまいます。
それは、子どもの成長や親子の信頼関係に悪影響を及ぼします。
そうではなく、

「お父さんとお母さんは、あなたの人生にとってゲームよりも○○
 する方が絶対に良いと思うから言ってるんだよ。あなたには本当
 に楽しい人生を送ってほしいんだ。」

というように、子どもを大切に思っているからこその決断であるこ
とを丁寧に何度も伝えてあげてください。
最終的に親の愛は子どもにしっかり伝わるはずです。



さて、ここからは、すでに子どもにゲームやスマホを与えていて、
いろいろな悩みを抱えている保護者の方へ、対処法をお伝えします。
まずお伝えしたいのは、

「もう手遅れだとあきらめないでほしい。」

ということです。
実は、東北大学の研究データには、もう一つ興味深いものがありま
した。
学力調査の成績が一番良かったのは、なんとスマホをまったく使わ
ない生徒ではなく、使用時間が1時間未満の生徒だったのです。
これは、スマホを持っていても自分で使い方をコントロールできて
いるか、家族でルールを決めてしっかりと守ることが習慣化できて
いるか、のどちらかだと考えられます。
私の個人的な感覚としては、後者だと思います。
ゲームやスマホの使用時間を自分でコントロールするのは、大人で
も難しいことです。
ルールを決めて、それをみんなでしっかり守れている家族というの
は、スマホの使い方だけでなく規則正しい生活習慣が身についてい
るのだと思います。
親がそういう教育をしてきているのでしょう。
そういったことが総合的に成績に表れているのではないでしょうか。
ともかく、ゲームやスマホを与えてしまったからといって、手遅れ
だとあきらめる必要はないということです。

おそらく、みなさん子どもの喜ぶ顔が見たくて、

「ゲームをやりすぎるのが良くないのは分かっているけど、ルール
 をしっかり決めてやらせれば大丈夫なはず。」

という考えからゲームを買ってあげた方がほとんどだと思います。
それって、親なら誰にでもある普通のことだと思いますし、悪いこ
とではないですよね。
ただ、「使い方のルールを決めてそれを守らせる」ことが、想定外
に難しいことだった、という方が多いのではないでしょうか。
そもそもルールを決められなかったという方もいらっしゃると思い
ます。
そうなんです、それがみんなできれば、ゲームやスマホなどで親が
悩むことはないんですね。

では、どうすれば良いか。

答えはもう出ています。

今からでも、「使い方のルールを決めてそれを守らせる」というこ
とです。
ただし、ルールは親が一方的に決めず、子どもと話し合って決めて
ください。
また、これは「最初から与えない」場合と同じですが、なぜゲーム
やスマホの使い過ぎが良くないのか、なぜルールを決めるのかを、
子どもにしっかりと丁寧に伝えてください。
もう一度言いますが、最終的に親の愛は子どもにしっかり伝わるは
ずです。
子どもがある程度親の考えを理解してくれれば、ルールを決める時
も親の考えを受け入れやすくなります。
そして、ここが重要ポイントですが、決めたルールは必ず紙に書い
て家族全員が目にするところに貼ってください。
人間の脳には、くり返しインプットされた情報を無意識に行動に移
すという機能が備わっています。
毎日ルールを目にしていれば、それが習慣化されるのが早まります。
毎朝声に出して読めば、さらに効果が上がります。
ぜひ試してみてください。

それから、子どもにだけルールを守らせるのではなく、家族みんな
でゲームやスマホの使用時間を減らすようにしてください。
子どもにスマホやゲームの長時間使用が良くないと言っておきなが
ら、親が子どもの目の前でゲームやスマホを使いまくっていたら、
まったく説得力がありません。
子どもは、親の言葉や行動を正しいことと認識しまねをします。
子どもの生活習慣を変えたいのなら、まず親が変わらなければなり
ません。
子どものより良い未来のために、親が模範を示してあげましょう。


長文になってしまいましたが、いかがだったでしょうか。
これから子育てを始める方や、子どものスマホやゲームのことで悩
んでいる方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

iPhoneなどを開発したApple社の創業者スティーブ・ジョブズ氏が、
自分の子どもたちにはそれらの機器を一切与えなかったというのは
あまりに有名な話です。
それらが子どもたちにどういう影響を与えるかを彼は分かっていた
のでしょう。

便利なものや面白いものには必ず副作用があります。
その副作用を最小限にするような使い方を身につけていかなければ、
今後の人類は退化の一途をたどるでしょう。
「文明の利器」と「人類の知恵」とのバランスのとれた社会を目指
さなければなりません。
私も便利なものに頼りすぎて知恵を失わないよう、気をつけて生活
していきたいと思います。


最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、今日はこの辺で。
posted by 塾長パパ at 23:26| 宮城 ☁| Comment(0) | 子育て | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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