我が家がこれまで息子と娘に実践してきた子育て回顧録Part7です。
これはあくまで我が家流であり、子育ての仕方はどの家庭でも違っていて当たり前だと思います。何が正解ということもありません。少しでも子育てで悩んでいる方の参考になれば、という思いで書かせていただいておりますので、「そんな子育ての仕方もあるんだねぇ。」くらいで読んでもらえれば幸いです。
さて、今回は、「我が家流、叱り方の2つのルール」についてです。
これは、子どもが何か良くないことをし、親がそれを叱るときの話です。
みなさんは、子どもを叱るときに、その叱り方について考えたことがあるでしょうか。
子どもの行動にカッとなり、感情のままに叱ってしまうことも多いのではないでしょうか。
私は、子どもを叱るとき、2つのルールを徹底するようにしてきました。
もちろん、今でもそのルールは変わりません。
1つ目は、「怒鳴らず冷静に言い聞かせる」ということです。
子どもが良くない行動をしたときは、「なぜ、それをしてはいけないのか。」ということを必ず分かるように話して聞かせます。
怒鳴らないようにしているのは、親が感情的にならないようにするためと、子どもが言われたことを受け入れやすくするためです。
怒鳴ってしまうと、親の怒りがさらに増幅し、本来伝えなければならない大事なことが頭から吹っ飛んでしまうかもしれません。
怒鳴られた子どもは委縮してしまい、親に言われたことをしっかりと受けとめられなくなるかもしれません。
また、いつも怒鳴られている子どもは、怒鳴られることに慣れてしまい、親の言うことを聞き流し、嵐が過ぎ去るのを待つことを覚えてしまいます。
だから私は、怒鳴らず、冷静に言い聞かせることを心がけてきました。
ただし、私があえて大きな声を出して叱ることが1つだけあります。
それは、自分や他の人の命にかかわるような危険な行動をとった時です。
左右を確認せずに道路を横断した、お店の駐車場などで走って移動した、自転車でスピードを出しすぎた、そんな時は、大きな声でいったん叱ってから、冷静に何が危険なのかを説明したり、本人に考えさせたりします。
そうすることで、
「ふだん怒鳴らないお父さんが大きな声で叱るということは、よっぽど危ないことなんだ。」
と、子どもも深刻に受けとめるのです。
とは言っても、あまり記憶にないだけで、私も感情的に怒鳴ってしまったことは何回もあるはずです。
そのたびに、次は怒鳴らないようにして、良い叱り方をしようと意識すればいいと思います。
さて、叱るときの2つ目のルールです。
それは、子どもを叱るときに、「人格を否定する言葉はつかわない」ということです。
「だからお前はダメなんだよ!」
「どうしてそんなに悪い子なの!」
という言葉をつかった叱り方はしないということです。
「お前はダメ」「悪い子」という言葉は、子どもの人格そのものを否定する言葉です。
こういった言葉をくり返し言われた子どもは、「自分はダメなんだ」「自分は悪い子なんだ」と自分の存在を否定的にとらえるようになります。
そうすると、自分に自信が持てず、何かにチャレンジするなどの前向きな行動をとれなくなります。
親から否定されているので、親が自分を捨てるのではないかという不安を抱くようにもなり、自立心も育たなくなります。
さらに、親に人格を否定されるということは、とてつもなく大きなストレスがかかるので、そのストレスを誰かに伝えたり、発散したりするために、無意識に良くない行動を重ねてしまったりもします。
怒鳴られるストレスを回避するために、うそをつくことも覚えてしまいます。
こうして、人格を否定することは、良くない行動をエスカレートさせ負の連鎖を招きます。
また、これは子どもを叱るときに限ったことではないのですが、親から毎日のように同じことを言われ続けている子どもは、良くも悪くもその通りの子どもになろうとします。
いつも「悪い子」と言われ続けている子どもは悪い子になろうとするし、「バカな子」と言われ続けている子どもは勉強のできない子どもになろうとします。
なぜなら、人間の脳には、潜在意識(無意識下の意識)にすり込まれたイメージを実現させようとする機能が備わっているからです。
だから、子どもに毎日同じような言葉を言い続けるということは、脳に悪いイメージをインプットし、実現させようとしていることになるのです。
このように、何かを叱るときに子どもの人格を否定する言葉をつかってしまうと、親の思いとは反対に、事態はさらに悪い方向へと向かっていってしまうのです。
では、どう叱ればよいのか・・・。
それは、「行動を否定する」→「人格を肯定する」の順序で叱るということです。
行動と人格を分けて考えるということですね。
私は、息子が友達に対して何か良くない行動をとった時などに、
「自分がその行動をされたらどう思う?やっぱりいやだよね。人が嫌がることをしてはいけないよね。だからそういうことは絶対にやめなさい。お父さんは、○○が優しい子だって知っているし、できると思っているから言っているんだよ。」
と言い聞かせるようにしてきました。
良くない行動については、理由も含めてよく言い聞かせ、しっかり正します。
その上で、子どもの人格や能力を肯定し、自分に対して否定的にならないようにフォローするのです。
こうすることで、子どもは親が自分を肯定し期待してくれているということを感じとり、親に言われたことを素直に受け入れ実行に移すようになります。
我が家では、ここ数年、子どもを大きな声で叱るということはほぼありません。
息子が小さかった時は、やたらと一人で勝手に動き回る子で、命の危険を感じることが多々あったので、よく大きな声で注意していた記憶があります(苦笑)
さすがに幼稚園の後半くらいからはそういうこともなくなりましたし、娘にいたっては慎重派なので、小さい頃からそういうことすらありませんでした。
実は、娘に対しては、ここまでの5年間で私が大きな声を出して注意したのは1回だけです。
つい最近のことなのですが、幼稚園の送迎バスを降りてから道路を渡るときに、これまでしたことのないような危険な渡り方をしたのです。
私は、道路を渡り終えてからすぐに、
「○○!ちょっと来なさい!」
と大きな声で娘を呼び止め、どれだけ危険な渡り方をしたのかを言い聞かせました。
娘は初めて大きな声を出されたので驚きつつ、神妙に聞いていました。
その時、「あ、初めて娘に大きな声を出して注意したなぁ。」としみじみ感じたのでした。
妻に言わせれば、「ただ娘に甘いだけでしょ。」ということらしいのですが・・・(笑)
とにもかくにも、子どもを叱ることがほとんどなくなった我が家。
これは、子どもが小さい頃から、今回書いた「叱り方の2つのルール」を徹底してきた成果だと思います。
これから、また、言い聞かせなければならないことがたくさん出てくるとは思いますが、この2つのルールは変わらず徹底していきたいと思います。
それでは、今日はこのへんで。
みなさん、お休みなさい。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
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