みなさん、こんにちは。
相変わらずご無沙汰してしまっております。
さて、塾長パパの「子育て&教育研究所」を開設(ブログをスタート)したのが、長男が生まれた8か月後の2010年5月。
間もなく丸14年になります。
長男が生まれ、子育てが始まってからは14年半が過ぎました。
これまで、様々な試行錯誤をくり返しながら、妥協せず、全力で子育てを行ってきました。
そして、その取り組みや子どもたちの成長過程をこのブログに綴ってきました。
ここ数年は、年に数回しか更新できていませんが・・・。
そんな塾長パパの研究所では、現在、この14年間で最高難度の実験が行われています。
その実験とは、
「中2の息子は、スマホに支配されずに自分をコントロールできるのか!?」
です。
そう、息子がついにスマホを手にしたのです。
これは、我が研究所にとって、これまで必死に積み上げてきた子育ての研究成果を一気にふっとばしかねない、リスクMAXの実験です。
そもそも、私はこの14年間、一貫してゲームは買わない、スマホは高校生になってから、そう言い続けて子育てをしてきました。
理由はこのブログでも何度も書いてきているので省略しますが、簡単に言えば、スマホの使用は、子どもの脳の発達や心身の成長にとっては「百害あって一利無し」だからです。
その鉄のルールを私自らが破ったわけです。
もちろん、妻と入念に話し合ったうえで、です。
今回は、その経緯と実験の途中経過について書きたいと思います。
事の発端は、昨年の8月、息子が愛用していたSONYのWALKMANを新しい物に買い替えたことでした。
この新しいWALKMANが、想定外に充実した機能満載だったんです。
私が無知だっただけなのですが、今のWALKMANはもはや音楽再生機器ではないんですね。
Wi-Fiさえあればインターネット検索も使えるし、Eメールも使えるし、YouTubeだって見れちゃうんですね。
もう電話できない小さなスマホと同じようなものです。
買い替えを許可する前に、よく調べておくべきでした。
まあ、実は息子も想定外だったようなのですが・・・
先にも書きましたが、我が家では、スマホは高校生になるまで持たせないというのが、ちょうどスマホが出始めた子育て当初からの絶対的な指針でした。
そんな我が家にとって、スマホに近い機能を持つデジタル機器を息子が持つことは、想定外のことだったのです。
買ってしまったものは仕方がないので、いろいろとアドバイスをした上で、インターネットやメールの使用については自己管理に任せてみることにしました。
ただし、LINEだけは使用してはいけないと伝えました。
WALKMANの容量の関係で、そもそもLINEアプリは入れられないようでしたが。
それから、息子のインターネットとの格闘が始まりました。
これまでの生活と最も大きく変わったのが、Eメールの使用です。
学校でしか話さなかった友達と常に連絡を取れるようになったわけです。
まあ、Wi-Fiがないとインターネットには接続できないので、家の中限定ではあったのですが。
1ヶ月ほど妻と様子を見守っていたのですが、もう全然ダメダメでした(笑)
今まで何も言わなくてもやっていたことに全く気が回らなくなったり、夜遅くまで友達と連絡を取り合ったり、とにかくだらしなくなってしまいました。
もちろん、最初からうまくコントロールできるわけないとは思っていましたが、それでもインターネットの恐ろしさを改めて痛感させられました。
息子自身も、今までの生活習慣が崩れていることを自覚していて、「俺は、なんて物を買ってしまったんだ・・・」と言っていました(笑)
そんな息子の生活も、3ヶ月くらい経つと、ある程度WALKMANの使用を自分でコントロールできるようになってきました。
その頃から、息子は、「スマホを買ってほしい。」と言うようになりました。
インターネット使用を、ある程度自分でコントロールできるという手応えを感じていたのかもしれません。
初めは、私も妻も、スマホは高校生になってからという考え方を曲げることはありませんでした。
しかし、それから少しずつ、私の中の好奇心がうずき始めてしまったのです(笑)
人格を最重要視して14年間全力で育ててきた息子にスマホを与えたら、
はたして息子はどうなるのだろうか・・・
スマホに支配され、どんどん堕落していくのか・・・
スマホを自分のコントロール下に置いて、これまで通り成長していくのか・・・
実験してみたい・・・
ということで、妻と1ヶ月くらいかけて話し合い、息子にスマホを持たせてみることにしました。
4月から受験生になる息子にスマホを与えるのは非常にハイリスクではありますが、これまでの子育てと息子を信じてみることにしたのです。
2月中旬にスマホを購入し、現在実験開始から1ヶ月ちょっと経過しました。
まだまだ、使用時間を自分でコントロールできているとは到底言えない状態です。
最初の2〜3週間は、やはり四六時中スマホを触いて、やるべきことに意識が全く向いておらず、妻に何度も怒られていました。
私が、休日に自分でスクリーンタイムを確認してみるように言うと、9時間半となっていて自分で驚いているようなレベルでした。
そこで、私は息子としっかり話し合い、もう一度自分でルールを明確に決めて、それを机の前に貼るように言いました。
スマホを持たせる段階である程度ルールを決めさせたのですが、紙に書いて貼ることもしていなかったので、ほとんど意味を成していませんでした。
ルールの内容についてもアドバイスし、完成したルールをパソコンで打って印刷してやりました。
今、息子はそれを机の前の壁に貼っています。
スマホを自分のコントロール下に置くというのは、人間の脳の仕組み上、非常に難易度の高いことです。
大人でも、使用時間をコントロールできているという人は、ほとんどいないのではないでしょうか。
息子には、スマホに支配されないセルフコントロール能力を身につけてほしいと思っています。
我が研究所の実験はまだ始まったばかりですが、定期的に経過報告していきたいと思います。
それでは、今日はこのへんで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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